「麻酔で眠っている間に終わる胃カメラ」って本当?つらくない内視鏡検査を受けたいあなたへ【名古屋市中川区水野クリニック】
「胃カメラがとにかく怖い・・・」
「以前鼻からカメラを受けたけど、つらくて涙出た」
「どうせ受けるなら、麻酔で眠っている間に終わってほしい」
当院では、麻酔(鎮静剤)を使って、できる限り楽に、安心して受けられる胃カメラ検査を行っています。
この記事では、鎮静剤を使った内視鏡検査の実際について、患者さんのお声に添いながらご説明します。
目次
当院では約9割の患者さんが「眠っている間に終わった」と感じていらっしゃいます。
当院で使用しているミダゾラムという鎮静剤には、「健忘作用」があります。
これは、検査中の記憶が残りにくくなるという特性があり、
「気づいたら終わっていた」
「カメラが入るところまではうっすら覚えているけど、それからの記憶がない」
というお声をよくいただきます。
ただし、ごく一部(約1割)の方には、麻酔が効きにくいことがあります。
こういった方は一般的に鎮静剤が効きにくい傾向にあります。
逆にお酒が強くて睡眠薬を普段から飲んでいる方でも麻酔がよく効く方は見えます。
結局のところお薬を投与してみないとわからない部分がどうしてもあります。
麻酔が効きにくい方でも、検査中の状態を見ながら薬の量を調整し、できるだけ苦痛が少ないように努めています。
胃カメラを受けるとき、よく「おえっ」となることがあります。
これは「咽頭反射(いんとうはんしゃ)」という、体が自然に異物を排除しようとする反応です。
実は麻酔を使っても、この反射そのものが完全になくなるわけではありません。
ですが麻酔(鎮静剤)を使うことで、その不快な感覚を脳が感じにくくなり、実際には「苦しくなかった」「気づいたら終わっていた」と感じる方が大半です。
つまり、反射は体に出ていても、ご本人が「つらい」と感じない状態を作ることができます。
胃カメラでは、カメラの先端から映像を見ながら胃の中をくまなく観察していきます。
このとき、患者さんが苦しくて体が動いたり、「おえっ」となる反射が強く出ると、カメラが大きく動いてしまい、画面が揺れてしまいます。
麻酔(鎮静剤)を使ってリラックスしていただけると、呼吸が安定してカメラ操作が安定するため、よりじっくりと観察することができます。
胃カメラをする医師も人間です。
検査中に患者さんが苦しそうなお顔をされていたり、涙を流されていたりすると、「申し訳ないな…」「つらい思いをさせてしまっているな…」と心が痛みます。
もちろん、起きている状態でも真剣にしっかりと検査を行うのは当然です。
けれど、患者さんがリラックスして眠っておられると、私たち医師も落ち着いて、集中して検査に臨むことができます。
つまり、鎮静剤は「患者さんにも医師にもやさしい選択」なのです。
当院では、患者さん一人ひとりに合わせて、麻酔薬の量を丁寧に調整しています。
また当院で使用しているミダゾラムという鎮静剤には、「フルマゼニル」という“麻酔を打ち消すお薬”もあります。
万が一、麻酔の効果が強く出た場合でも、このお薬を使えば速やかに目を覚ますことができます。
これまで当院では、「麻酔が効きすぎて起きられなくなった」というケースは一度もありませんので、安心してご相談ください。
麻酔を使用することで血圧が下がったり、呼吸抑制といって呼吸がゆったりなることで酸素飽和度が下がる可能性があります。
当院では患者さんの状態によって鎮静剤の量を調整しておりますし、検査中は血圧や酸素飽和度をモニタリングし、必要に応じて酸素投与などの対応を行うため、安全に検査を受けていただけます。
休診日木曜午後/土曜午後/日・祝祭日 最終受付は診療終了の15分前となります。
胃→胃カメラ 大腸→大腸カメラ
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