【名古屋市民の方必見!!】最も無駄なくピロリ菌検査を受ける方法とは?
これまで皆さんの耳に何個もタコを作ってしまうほどピロリ菌チェックの必要性についてお話をしてまいりました。
嬉しいことに当ブログを見てピロリ菌検査を希望される方も最近増えてきました。
ただ保険診療でピロリ菌の検査を受けようとすると事前に胃カメラを受ける必要があります。
「むむ。胃カメラだと!?そんな話は聞いてないぞ!?」
と外来でこう感じる方も多いはずです。
内視鏡医の自分としてはできれば胃カメラまで受けて欲しいところですが、ピロリ菌の有無だけを知りたい人にとって胃カメラは敬遠したいところですよね。
今回は名古屋市在住の方がピロリ菌検査を受ける場合、どのような方法を選択すれば金銭的にも時間的にもメリットがあるかについて3つのパターン別に説明をしたいと思います。
それではいきましょう。
目次
すでに自覚症状のある方や検診で異常を指摘された方はまず医師の診察を受けましょう。
なぜなら「胸焼けや胃の痛みがあるからピロリ菌の検査をしましょう」とはならないからです。症状があるならまずはその原因が何かを詳しく調べるのが先決です。
例えば胃の痛い人が原因検索をせずピロリ菌の検査だけを受けたとします。
結果として痛みの原因が膵がんであった場合、ピロリ菌の検査をしている時間や費用はあまり有意義なものありません。
一連の診療の中で胃カメラを受けて胃潰瘍や慢性胃炎などのピロリ菌感染を疑う所見があれば、そこで初めてピロリ菌の検査を受けることとなります。
ちなみにこの場合のピロリ菌検査は保険診療となります。
ですので自覚症状のある方やバリウム検査などで異常を指摘された方は、まずは保険診療で医師の診療を受けましょう。
名古屋市在住の20歳から59歳の方で自覚症状のない方は、名古屋市のピロリ菌検査/胃がんリスク検診をおすすめします。
実は名古屋市はピロリ菌検査に対する補助が手厚い地域です。
具体的には、
名古屋市在住の20歳から39歳の方であれば名古屋市ピロリ菌検査を利用して無料でピロリ菌検査を受けることができます。詳しくはこちら
また名古屋市在住の40歳から59歳の方であれば名古屋市胃がんリスク検査を利用して500円(ワンコイン)でピロリ菌検査とペプシノーゲン検査(粘膜の萎縮度)を受けることができます。詳しくはこちら
※ピロリ菌除菌歴のある方や胃の手術を受けた方など検査を受けられない場合もあるのでご注意ください。
こういった検診は名古屋市独自のものですので他の市町村で必ずしも同等に検査が受けられるわけではありません。
検査を受けたことのない方はご自身の胃がん予防・リスク評価のためにもぜひ受けてください。
ただ名古屋市ピロリ検査は令和3年10月から、胃がんリスク検査に関しては令和4年10月から始まったばかりですのでその認知度はまだまだ低いのが現状です。
ピロリ菌は親から子、子から孫へ口移しで伝播していくことがほとんどです。
ご家族にピロリ菌除菌歴や胃がん・胃潰瘍治療歴のある方がみえる場合は、ぜひご自身だけでなくご家族の方にも検査をお勧めください。
診察をして実際に胃カメラを受けた方がいいケースもあるからです。
①・②以外の方はまずはお近くの医師に相談することをお勧めします。
またお子さんのピロリ菌感染を心配されて受診されるケースもあります。
しかし小児科領域では自覚症状のないお子さんのピロリ菌検査は推奨されておりません。
理由としては除菌後の再感染率が高いなどが挙げられるからです。
何歳からという明確なエビデンスはありませんが、市町村によっては中学生からピロリ検査をおこなっている自治体もあります。
なので少なくとも中学生になってからなら検査を考慮しても良いかもしれません。
ただ保険診療でピロリ菌検査をするには、前述のとおり胃カメラで慢性胃炎や胃潰瘍などの存在を確認する必要があるので都度相談となります。
・自覚症状のある人はまずは医師の診療を受けましょう。
・名古屋市に住んでいるだけでピロリ菌検査を無料あるいはワンコイン(500円)で受けられる可能性があります。
胃がんの原因は99%ピロリ菌であると言われるくらいです。
チェックすることでご自分だけでなくご家族の健康を守ることができるかもしれません。
ぜひ検査をご検討ください。
休診日木曜午後/土曜午後/日・祝祭日 最終受付は診療終了の15分前となります。
胃→胃カメラ 大腸→大腸カメラ
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