大腸カメラの下剤の種類が選べます。
大腸カメラを受けていただく前に、お腹にたまった便をきれいにする必要があります。
下剤を飲む工程は、大腸カメラを受ける上で気になるポイントの1つですよね。
当院では患者さんのご希望に合わせて、大腸カメラ前の下剤を選んでいただくことができます。
選択いただける下剤は3つです。
それぞれの下剤の特徴やメリット・デメリットについてご説明いたします。
モビプレップ
(全国で最も使用されている)
ピコプレップ
(水分はジュースでも可能)
ビジクリア
(錠剤)
目次
モビプレップは最も使用されている大腸カメラ用の下剤です。
よく使用される理由は「洗浄力が高いこと」と「水分服用量が比較的少なくて済むこと」です。
大腸の中をしっかりとカメラで観察するためには便をスッキリきれいにする必要があります。
モビプレップが他の下剤に比べて洗浄力が高いという研究報告はございませんが、実際に使用している感覚としては最も腸内がきれいになる印象を受けます。
また水分服用量が他の下剤に比べて少なく済みます。
味は梅味で、甘ったるい味やスポーツドリンクの味が苦手な方へおすすめです。
飲む量はモビプレップ1.5L+水1Lを3時間くらいで飲んでいただきます。
ピコプレップが選ばれる理由は「下剤の量が少ないこと」と「一緒に飲む水分の自由度が高い」ところにあります。
大腸カメラを受ける前には、どの下剤でも腸をきれいにするために下剤と水分の両方を飲んでいただきます。
でもどうしても下剤をたくさん飲めない方や、水分として水やお茶ばかり飲めない方におすすめです。
ピコプレップでは実際に飲む下剤の量は300ml(150ml×2回)ととても少なくなっております。
また下剤と一緒に飲む水分は、他の種類の下剤と比べ自由度が高いです。
透明な飲料であれば、スープであったり果肉の入っていないアップルジュースなどを水分として飲んでいただくことができます。(検査前日に1250ml以上、当日に750ml以上)
下剤の味はオレンジジュースのような風味をしています。
以前大腸カメラを受けて味が苦手だったり、水分を思うように取れなかった方におすすめです。
しかし洗浄力という点ではモビプレップほどの効果が得られない印象を受けるため、当院では可能であればモビプレップをお勧めしております。
ビジクリアの最大の特徴は「錠剤」であることです。
過去に大腸カメラを受けてどうしても下剤を飲むのが苦手だった人で、錠剤だったらなんとか飲めるかもという方におすすめです。
1回5錠の錠剤と200mlの水を計10回飲んでいただきます。(計50錠の錠剤と2000mlの水分を飲みます。)
ただしこの下剤は65歳以上の方や高血圧や心臓病、腎臓病のある人では使用することができません。
検査用の下剤の選択は大腸カメラを受けるうえでとても大きなポイントとなります。
当院では患者さんのご年齢、ご希望に合わせて下剤を選択していただけます。
以前大腸カメラ検査で苦い思い出のある方はぜひ当院へご相談ください。
休診日木曜午後/土曜午後/日・祝祭日 最終受付は診療終了の15分前となります。
胃→胃カメラ 大腸→大腸カメラ
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