【2021年版】インフルエンザワクチンを今年は打つべきか?
こんにちは。
水野クリニックの水野創太です。
新型コロナウイルス感染がなかなか収まりませんが、「今年はインフルエンザワクチンを打った方がいいですか?」という質問をよく受けます。
コロナワクチンを接種したばかりだけど、インフルエンザワクチンも打った方がいいの?
去年インフルエンザ流行しなかったから、今年ワクチンは打たなくてもいいんじゃない?
コロナウイルスのことで正直頭がいっぱいなのに、インフルエンザのことまで考える余裕なんてないよ。
そう思われるかもしれません。
しかしすでに名古屋市では令和3年度の高齢者を対象としたインフルエンザワクチン接種が10月15日より始まることが決まっております。
今日はインフルワクチンを打とうか迷われている方に読んでいただきたい内容となっております。
3分くらいでさらっと読める内容です。
是非一読ください。
目次
いきなり結論から言いますが、
今年もインフルエンザワクチンを打った方がいいと考えられます。
なぜなら2021年インフルエンザが流行する可能性がゼロではないからです。
もしインフルエンザが大流行し、自分が感染してしまった場合を考えると予防に勝る治療法はありません。
今回の新型コロナワクチンのことで教訓になったと思いますが、ワクチンの最大の目的は重症化の予防です。
コロナワクチンと同様、インフルワクチンを打っておくことで、特に高齢者の方や基礎疾患のある方は重症化リスクを下げることができます。
ですので特別な理由がない限りインフルエンザワクチンを接種することをお勧めします。
とはいえ、流行するかどうかわからないウイルスのワクチンを受けるのに抵抗がある方もいますよね。
インフルエンザが今年流行するかもしれないと言われている理由の1つにRSウイルスの例が挙げられます。
RSウイルスは子供で流行する呼吸器感染を引き起こすウイルスで、2歳までにほぼ全ての乳幼児が感染すると言われています。
このRSウイルスが2021年大流行しました。
流行した理由は色々言われておりますが、前年の2020年に全く流行しなかったために免疫の低下した乳幼児が今年感染し大流行したと言われています。
参考文献:FNNプライムオンライン
このように前年度流行しなかったウイルスが翌年流行することもあります。
インフルエンザウイルスが必ずしもこのパターンに当てはまるとは言えません。
しかし昨年インフルエンザウイルスが流行しなかったことを考えると、今年流行する可能性はゼロではないということです。
インフルエンザが今年流行する可能性について説明をしましたが、逆に流行しない可能性も十分考えられます。
コロナウイルスの影響でこの1年外出を控えたり、マスクを着用したり、手指消毒などの感染予防習慣が私たちの日常となりました。
昨年インフルエンザが全く流行しなかったのは、国民全体で感染予防策をとっていたためとも言われています。
また日本でインフルエンザが流行するかどうかは南半球のオーストラリアの感染状況がカギとなります。
例年日本が夏の時期にオーストラリアではインフルエンザが流行します。
南半球に位置するオーストラアでのインフルエンザの流行具合が、同年冬の日本でのインフルエンザの流行に相関するとされています。
昨年の夏もオーストラリアでのインフルエンザ感染症患者数が少なかったため、インフルエンザワクチンを打つべきかという話になりました。
今年も昨年に続き、オーストラリアでインフルエンザの流行は確認されていません。
こういった側面から考えるとインフルエンザが流行しない可能性も十分にあります。
今年インフルエンザが流行するかどうかは結局感染症の専門家でもわかりません。
ウイルスの感染流行のメカニズムは色々な要素が折り重なって
大事なのは
・インフルエンザにかからないように感染予防策を取ること。
・感染した場合に重症化しないようにワクチンを打っておくこと。
この2点につきます。
ご不明な点などございましたらぜひご相談ください。
今日は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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